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手稲山は登ったことありますか?
 
私が大のお勧めするハイクォリティな山なんですけど!
 
特に平和の滝コースがお勧めなんです。
 
登るほどに道の様子が変わっていくので飽きません。木陰も多いし渓流の横なので夏でも涼やかです。
 
5月の中旬くらいになると雪も解けて安全に登れるようになるので是非お試しください!
 
今回は体験談を交えた手稲山の登山情報のお話しです。
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手稲山の歴史

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元々はアイヌ語で「タンネウエンシリ(長い・悪い・場所)」と呼ばれていました。
山頂から南斜面が大きく広がる崖を「悪い」ものとされていたようです。
 
現在は麓の手稲区から手稲山と呼ばれるようになりました。
実は手稲の由来もアイヌ語の「テイネィ(濡れている・もの)」からきています。開拓以前は手稲区は低湿地帯だったところからこう呼ばれるようになりました。
 
登山道は明治末期に作られました。
 

手稲山の基本情報

登山情報

標高:1023.1m
 
平和の滝コース
 難易度:初級
 標高差:774m
 参考タイム:登り3時間、下り2時間10分
 トイレ:有り
 
サッポロテイネコース(スキー場コース)
 難易度:初級
 標高差:463m
 参考タイム:登り1時間、下り40分
 ゲレンデ直登コースと林間コースがある
 
北尾根コース
 難易度:中級
 標高差:934m
 参考タイム:登り3時間30分、下り2時間50分
 途中からサッポロテイネコースに入る
 
滝ノ沢コース
 難易度:中級
 標高差:934m
 参考タイム:登り3時間30分、下り2時間50分
 途中からサッポロテイネコースに入る
 

登山時期

夏装備で登る期間についてとなります。
 
平和の滝コース:5月中旬~雪が積もるまで
サッポロテイネコース:雪が固いのでいつでも
北尾根コース:5月下旬~雪が積もるまで
滝ノ沢コース:5月下旬~雪が積もるまで
 
手稲山は平和の滝が東斜面、他は北斜面にコースがあるので雪解けが遅い山です。
平和の滝コース以外は最後にスキー場内を通るので注意が必要です。
 
サッポロテイネスキー場はGWまで営業をしています。但し4月あたりからは土日祝日のみの営業となります。
 
GWに平和の滝コースから登りましたが中盤から雪が出てきて、後半はかなりの雪がありました。
平和の滝コースは木に結ばれてる紐の目印が少ないので雪が積もっていると道がわからなくなります。
 
写真は4月12日の平和の滝コース登山口入ってすぐの場所です。
 
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手稲山の小屋 パラダイスヒュッテ

手稲山には日本最古の本格的スキー山小屋であるパラダイスヒュッテが建っています。
これは北大がスキー部創立15周年を記念して大正15年(1926年)に建てたものです。山スキーの拠点の一つとして使われていました。
 
しかし、小屋の老朽化が進んでしまい昭和53ねんに閉鎖。
「手稲パラダイスヒュッテ再建期成会」の働きにより1994年に再建されました。現在は西洋式の山小屋になっています。
 
現在は北大OB団体により管理されていて、利用の際には申込が必要になります。
 

パラダイスヒュッテの利用方法

申込先:北海道大学サークル会館
電話番号:011-747-3136
 
申込方法:
①1週間前までに電話で北大サークル会館へ申込
②申し込み後、高等教育機能開発総合センター 2番窓口で利用料を支払
 
利用期間等:
日帰り利用は土日のみ
宿泊は土曜のみ
上記以外の利用は応相談
 
利用料金:
・宿泊 夏季490円、冬季610
・日帰り 夏季170円、冬季210
 

一言

面倒ですね。
 

推奨装備レベル

サッポロテイネコースは緩い砂利道なのでスニーカーなどの軽い装備でも登ることができます。
 
林間コースを通ることになり、道がはっきりしているので迷うことも少ないでしょう。
 
登山体験に向いていて初心者が登りやすいですが、標高が高いので寒くなりやすいです。
防寒着と雨具は必須です。
 
他のコースはれっきとした登山となるのでしっかりした装備で臨んで下さい。
 
手稲山はどのコースも木陰が多くて涼しいです。水分消費は若干抑えられるので水分は1.5~2リットルくらいになると思います。
 
 

登山口情報と無料登山地図

手稲山の登山口情報

コチラに手稲山の登山口情報が纏まったページがあるので参照してください。
GoogleMapで行けるのでとても便利です。
>>登山口情報休止中
 

手稲山の無料地図

無料地図についてはスマートフォンで使えるYAMAPというアプリが非常に便利です。
 YAMAPは地図上で自分の位置が●で記されるので自分がどこに居るかわかり易くてお勧めです。
 
因みに手稲山は以下のような画面になります。(地図の拡大縮小も思いのまま)

 
手稲山はYAMAPで平和の滝コースしか入っていませんでした。
しかし、赤いコース上に居なくとも、地図上に自分の位置が表示されるので利用する価値はあります。 
 
詳しい使い方はコチラ

【登山初心者必見】YAMAP 山ガールにお勧めの無料地図アプリ!簡単マニュアル

 

手稲山の天気

手稲山は市街の横にそびえたつにしては標高の高い山です。
 
雲がよく海側や南西の方から流れてくるので山頂が雲に隠れたり天気が変わったりしやすいと思います。
 
天気予報士のお話しでは「札幌に雨の災害が無いのは手稲山が雲を散らしてくれているから」ということでした。
 
手稲山の天気はコチラでチェックしましょう。
 
 
「天気とくらす」は沢山の山をカバーしているので馴れるておくことお勧めです。
 
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手稲山の登山コース

平和の滝コース

難易度:初級
標高差:774m
参考タイム:登り3時間、下り2時間10分
トイレ:有り
 
手稲山で一番ポピュラーなコースです。
私も大好きなコースで時間があればよく登ります。
 
このコースは道の様子がどんどん変化して、沢山の登山要素が楽しめます。
砂利道から始まり、森の路アップダウン、渓流や滝の横を抜けてからは道も急になり険しくなります。
 
途中の景色には見どころが沢山あります。
・平和の滝
・砂防ダムによる広い池
・上品な布敷ノ滝
・大きな岩が敷き詰められた広いガレ場
・大きく見事な造りのケルン
・札幌を一望できる大パノラマ
・札幌近郊の山を一望できる山頂
 
特にガレ場は見事すぎて楽しくなってしまいます。山頂差し置いてランチしようかいつも悩みます。

サッポロテイネコース

難易度:初級
標高差:463m
参考タイム:登り1時間、下り40分
 
参考タイムは林間コースのものです。
 
ゲレンデ直登コースは女子大回転コースを登ります、登り30分程で登れますが急登がきっついです。
 
ゲレンデ直登コースはぐんぐん標高が上がっていくので振り返るたびに視界が広くなっていくのが楽しみです。
 
女子大回転コースは真ん中が一番急ですが段ボールで滑れるほどではありませんでした。茨のような背の低い木が多いです。
 
上まで上がると手稲区を中心とした大パノラマが広がっています。
左には海、右には札幌中心部、奥には暑寒別岳を見ることができます。
 

北尾根コース

難易度:中級
標高差:934m
参考タイム:登り3時間30分、下り2時間50分
 
最初はいくつかの小さな橋を渡ります。
 
急な斜面が始まると木々の間から見える手稲区の街並みがどんどん上から見えるように変化していきます。
 
暫く登り続けるとオリンピア分岐に差し掛かり、見晴らし台で景色を楽しむことができます。
オリンピア分岐は道が多いので迷わないように注意しよう。
 
最後は道路に出てハイランドまで道路上を歩きます。
途中はパラダイスヒュッテに立ち寄るもよし、そのまま登頂目指すもよしです。
 
サッポロテイネコースに入ります。

滝ノ沢コース

難易度:中級
標高差:934m
参考タイム:登り3時間30分、下り2時間50分
 
すいません、行ったことがございません。
 
登山口は採石場の中なので、採石場が休みの日曜しか出入りできません。
 
採石場の中に入るとゲートがあり、渓流の左側のゲートが滝ノ沢コース入口です。右側は奥手稲山の登山口です。
 
駐車スペースは採石場に入る手前がY字になっていて、採石場が右下の路、駐車スペースが左上の路の広い所となります。
 
 

おわりに

平和の滝コースは本当にお勧めの山です。
 
札幌市から近く、コースも楽しい、難易度も丁度いいことから平日でも登山者が沢山います。
 
運が良ければギンリョウソウという真っ白い花を見ることができるかもしれません。
 
早朝から登れば午前中に下山することも可能なので是非休日のイベントの1つに加えて下さい。
 
 
 

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