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スポンサードリンク余市岳は札幌近郊の山で一番高い山。
札幌からほど近い場所にありながら登りごたえがあり、眺望最高な素敵山です。
最後の馬の背から山頂にかけてグングン上がる標高で眺望はワクワクもんです!
私も毎年1回は登る山なんですが今年は6月10日に登ってみると雪のせいで少し大変な目に・・・
YAMAPを使って登ったのでなんとかなりましたけど。
今回は私の経験から余市岳を紹介します!
3つのコースの登山口のコースの内容など要点を分かりやすく解説!(内1つは未踏ですが)
余市岳の基本情報
登山情報
標高:1488.0m
- 難易度:中級
- 標高差:989m
- 参考タイム:登り3時間40分、下り2時間55分
- トイレ:無し
- 難易度:初級
- 標高差:308m
- 参考タイム:登り1時間50分、下り1時間25分
- トイレ:有り
- 難易度:中級
- 標高差:1068m
- 参考タイム:登り4時間50分、下り3時間50分
- トイレ:無し
登山時期
夏装備で登れる期間について。
先日(6月10日)に赤井川コースから登ってきました。
渓流は雪解け水で増水していて渡るのは結構危険でした。その後は雪が結構残っているので正規ルートを見失うことがしばしばありました。
よって雪が溶けて安全に登れるようになるには6月下旬まで待つのが良いと思います。
山納は9月下旬から10月上旬頃、10月上旬になると雪も降り始めるので装備に注意が必要です。
雪が降ると登山道が全く分からなくなるので少しでも積もったていたら引き返しましょう。春さきの積雪は踏み後が沢山ありますが、秋頃の降り始めは踏み後がありません。
ゴンドラコースはキロロリゾートが夏のゴンドラが運行している期間だけ登れます。
スキー場を歩いて登り降りする分にはゴンドラの運行期間は関係ありませんが大変でしょうね・・・下りだけゴンドラコース~スキー場下山という手もありましたが凄く長かったです。
キロロリゾートゴンドラ情報
2018年の情報です。
- 実施期間:2018/07/21 ~ 2018/10/08
- 実施時間:9:00 ~ 15:00(下り最終乗車15:30)
- 受付場所:ゴンドラ乗場
- 料金:(往復)
大人 ¥1,500
小学生 ¥1,000
未就学児 無料 - その他:天候やその他の理由により変更することがございます
余市岳の天気
余市岳は天候が変わりやすい、山頂に雲がかかりやすい山です。雨や冷え込みの対策は万全にしましょう。
余市岳の天気はコチラでチェックしましょう。
「天気とくらす」は沢山の山をカバーしているので馴れるておくことお勧めです。
推奨装備レベル(服装)
ゴンドラコースは2時間かからない初心者向けコースです。
あまり登りおりがないのでラフな格好でも登れますがカッパは必須です。余市岳は天候が変化し易い山です。
赤井川コースは3時間半以上もかかる中級の山です。脱初心者にはチャレンジするのにちょうどいい山です。
コースは登山道がはっきりしているので道に迷う心配はありません。
無料の山地図は用意していきましょう。(無料の山地図については後述します)
以下の推奨装備はゴンドラコースを対象としています。赤井川コースは本気の装備で挑戦しましょう。
登りは大体2時間弱になります。水分は1.5~2リットルあれば足りるでしょう。
その他にコーヒー、お菓子、お弁当を持っていくと楽しくなりますね。
【靴と服装】
・靴
険しい道はあまりありませんが泥濘などが多くてスニーカーだと浸水する恐れがあります。
ハイカットかミドルカットのトレッキングシューズがお勧めです。
・服装
登りやすいゆったり目や伸縮性があるもの、素材は吸汗速乾性がお勧め。
・帽子
日射病予防に帽子も必須です。
・カッパ
突然雨が降るかもしれないのでカッパをもっていきましょう。
・防寒着
標高が1500m近くあり、冷え込みやすいので1枚防寒着があるといいでしょう。
・タオル
汗拭き以外にも使えるので1,2枚もっていくと便利です。
・虫よけスプレー
登山口情報と無料登山地図
登山口情報
余市岳の登山口は以下のページに纏まってます。
分かりやすい地図とGoogleMapアプリを起動するボタンもあるので簡単にアクセスできます。
休止中
無料地図(YAMAP)
無料地図についてはスマートフォンで使えるYAMAPというアプリが非常に便利です。
YAMAPは地図上で自分の位置が●で記されるので自分がどこに居るかわかり易くてお勧めです。
因みに余市岳は以下のような画面になります。(地図の拡大縮小も思いのまま)
因みに、登るとこのように青く軌跡が残ります。
YAMAPの使い方はコチラ
赤井川コース(人気No1)
- 難易度:中級
- 標高差:989m
- 参考タイム:登り3時間40分、下り2時間55分
- トイレ:無し
駐車場はホテル・シェラトン
駐車場はスキー場のマウンテンセンター直結のホテル・シェラトンの駐車場です。
端っこに寄せて停めましょう。
駐車場に行くと山側に砂利道とゲートがあるのがわかります。ゲートに設置されている登山ポストに記入して入山します。
1時間の林道歩き
とても長い林道歩きです。サクサク歩いても50分くらいにしかならないのであまり体力消耗しないように普通に歩きましょう。
林道を抜ける登山口
長い林道が終わるとスキー場が広がっています。右下のほうにある朝里第一リフト乗場の左側に登山口があります。
パッと見、わかりにくいですが赤・黄色の看板が立っているのがわかります。
その奥には、これから目指す余市岳が大きく見えますね。撮影スポットです!
最初は緩い森の路
中に入ると森の路が続いています、暫くは緩い道で渓流を右手に歩きます。
行き止まりまで進むと、右手の渓流を渡渉します。6月は雪解け水で増水しているので注意して渡ってください。川を渡ると右奥の方へ登る道があります。ここからが本格登山の始まりです。
下の写真は渡渉ポイントです。少し開けているのでわかると思います。
斜度それなり楽しい山道
渡渉後はいたって普通の登山道。緩急あって心にメリハリある良い道だし、迷うところもありません。
男性ならズカズカ上がっていけるくらいの路ですね。
木陰が多く、あまり暑いイメージはありませんが眺望も大したありません。
6月10日は雪が結構な量残っていて、油断すると道を間違えます。
森を抜けて笹が増えてくると稜線の分岐が近い証拠です。
ここらへんまで来ると一気に景色が開けます。左を見るとゴンドラ降り場が見えますね。
馬の背と最後の急登
稜線まで登ると分岐にぶつかります。とても目立つので見逃しません。
分岐を曲がると馬の背、暫く下ってから余市の本峯に入ります。
最後の急登といってもそんなに長くありません、ジグザグにもなっているので休み休み登れば大丈夫。
むしろ、グングン標高が上がっていくので変わる景色に興奮して楽しくなるでしょうね!
ハイ松平
勝手に命名しましたが余市岳の上のほうはハイ松が広がってます。
最初はハイ松トンネルをくぐるとか少し面倒ですが、それもすぐ終わって見晴らしよいハイ松平が広がってます。
登頂!
景色はばっちりです!
羊蹄山、積丹岳、定山渓天狗岳がよく見えます!
山頂は10人以上は座ってご飯を食べるスペースがあります。山頂の手前(300m)にも10人以上座ってくつろぐスペースがありるのでゆっくり昼食がとれますよ。
この日はセイコーマートで買ったえびしおラーメンを頂きました。冷えていたので旨かったです!
ゴンドラコース(人気No2)
- 難易度:初級
- 標高差:308m
- 参考タイム:登り1時間50分、下り1時間25分
- トイレ:有り
キロロゴンドラで上まで登って、ほとんど横移動のコースです。
キロロリゾートゴンドラ情報
2018年の情報です。
- 実施期間:2018/07/21 ~ 2018/10/08
- 実施時間:9:00 ~ 15:00(下り最終乗車15:30)
- 受付場所:ゴンドラ乗場
- 料金:(往復)
大人 ¥1,500
小学生 ¥1,000
未就学児 無料 - その他:天候やその他の理由により変更することがございます
駐車場情報
駐車場はスキー場の駐車場を好きに使いましょう。
ゴンドラ乗場
スキー場施設のマウンテンセンターが夏場は開いています。マウンテンセンターを通り抜けると左側にゴンドラ乗場があるので、そこで支払いをします。
登山ポストと登山道
ゴンドラを降りて外に出ると左側に木造りの登山ポストがあります。
そしてその奥には登山道が伸びています。
登山口から山頂までは丁度4km、そのほとんどが横移動です。
最初こそ見晴らしはいいですが、すぐに背丈の高い笹に囲まれた道になり、周りが全然見えません。。。
道も綺麗とはいえず、デコボコしていて歩きにくく、水もたまりやすいので泥濘が多いです。
ゴンドラコースなので観光客も多いですが、簡単な格好だと靴が泥だらけの浸水したり、標高により気温差で凄く冷えたりするのでなめた装備で入ると険です。
平坦な道は、その広さから飛行場と呼ばれています。冬の余市岳はバックカントリーが盛んなんですが、飛行場は広すぎてホワイトアウトすると一気に方向感覚が無くなる危険な場所です。
赤井川コースと合流
分岐で赤井川コースと合流します。
白井右股川コース(人気No3)
- 難易度:中級
- 標高差:1068m
- 参考タイム:登り4時間50分、下り3時間50分
- トイレ:無し
すいません、このコースは未踏です。
私の勝手なイメージでは熊が多い区域です。赤井川コースも普通に熊の糞沢山ですけど。
ここら辺は主と呼ばれる(ほんとか?)大きな熊が生息しているという話を聞きました。
昔、友人に聞いた話では道があまり絵整備されていなくて藪漕ぎが大変、道もわかりにくくなっていて迷い易いとのこと。
去年(2017年)のヤマレコで見ても同じ意見がありました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1183700.html
白井右股川コースを行く時はベテランと一緒とか、数人で登ること。YAMAPなどのGPSアプリを絶対に用意していくようにしましょう。
登山口は定山渓天狗岳の天狗小屋に駐車して入ります。
登山口情報はコチラ
http://hokkaido-tozanguchi.com/yoitidake/
春だけ楽しめる余市岳グリセイド
春の残雪がある時期、まぁ6月なんですが、最後の馬の背を超えたところから山頂まで滑走斜面があります!
ちょっと急なので滑るときは気を付けましょう。
余市岳の遭難事故
余市岳は遭難事故の多い山です。
まぁ夏場は遭難することは無いと思いますが気を付けましょう。白井右股川コースだと遭難も有り得るのかな??怖いですね
余市岳はスキー場としてのキロロがあるおかげでバックカントリーが非常に人気の山です。
かく言う私もたまにバックカントリーをします。
冬は、ほぼ毎日ゴンドラが動いているので上の方まで楽して上がれるんですよね。
その楽な環境がにわかバックカントリーヤーを呼んで、遭難事故発生率をあげている。という背景があります。
バックカントリーはフル装備で挑んでも万全にはほど遠い危険な遊びなので、ちゃんとした知識を持つか、ちゃんとした知識を持った人に先導してもらいましょう!
※私は後者です
おわりに
余市岳は登りごたえがあって良い山ですよ~
最初の林道が長くて大変なので人気無いのかな?と思いましたが先日(6月10日)は20人以上の登山者とすれ違いました。
温かくなって登山シーズンを迎えると活気づきそうですね。