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山を登るのにどれくらいの水を持っていけばいいか。
 
悩みますよね。
 
だって途中で水が尽きたら喉が渇いて死にそうな目にあるんだから。
 
ちゃんと十分な量を持って安心したいもんです。
 
でも水を持ちすぎて荷物が重たくなったら疲れて余計に水が欲しくなってしまったり(笑)
 
登山で死活問題にも発展する水について考えておきましょう。
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登山で必要な水分量を図る計算式がある

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水が必要な量なんて人に寄って千差万別です。
 
大量に汗かく人や暑がりな人は沢山の水が必要だし
 
往復8時間の登山で500mlのペットボトルが余る人もいました。
 
一般的に必要な水分量を図る計算式はあります。
ですが、あくまで”一般的”なので、ただの目安として考えて下さい。
 

水分量を図る計算式

それは1時間に自分がどれだけ脱水するかによって決まります。
 
身体から抜けた水分は補給が必要だ。という考えですね。
 
脱水量(ml)=重量(kg)×行動時間(h)×5(ml)
※重量は体重+ザックの重さです
 
例えば、私が往復5時間の登山をするとします。
休憩が1時間とすると行動時間は4時間です。
体重は83kgあります。痩せます。
 
計算式はこうなります
83kg×4時間×5ml=1660ml
 
1.5リットル以上のの水分が失われます。
 
ふむ、4時間の山行だと2時間15分くらいが登り、1時間45分くらいが下りでしょうか。
 
私の場合はざっくり2時間くらいの登りなら2リットル程飲み水として持ちます。
それにカップラーメンやコーヒー分と予備を持つので2.5~3リットル持つと思います。
 
計算式の結果は概ね合っているでしょう。
式は”脱水量”を図るものなので、これより少し多めに水分を取っておいたほうが安全です。
 
 

必要な水分量は経験として記録を取っておく

どの山でどれくらい水を必要としたか。
 
忘れます!(笑)
 
だからいつもザックリ考えて多めに持って行って余らせて帰ってきます。
 
水が余るのはとてもいいことですけどね。
 
冬を超えると余計に忘れるので始めの頃は記録を残しておくことをお勧めします。
 
8/2 晴れ 樽前山 Up40m Down30m 水1L
 
この程度の記録で十分です。
紙に手書きで残しておくと頭に残るようになるので計算が楽になります。
毎回でなくてもいいです、何度か気が向いたときに記録を付けておきます。
 
慣れてくると初めて登る山でもパッと予想ができるようになります。
 
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脱水症状の危険性と安全な水の飲み方

脱水症状の危険性

 
登っていると喉が渇きますよね。
 
実は喉が渇いたときには既に水がかなり減っている状態なんです。
 
喉が渇いたとき、実に体重の3%の水分が減っています。
 
脱水症状が進むと身体に辛い症状が出てきます。
 
 
   水分減少率   脱水症状
3%ノドの渇き、食欲不振
4%皮膚の紅潮、疲労こんぱい
5%頭痛、熱にうだる感じ
6~7%めまい、呼吸困難
 
水を我慢して脱水症状が進むと登山が続けられなくなり、危険率が上昇します。
 

安全な水の飲み方

水分補給は”喉が渇く前から小まめに補給することが大事”
 
行動中の水分補給は胃に貯めることを目的としません。
ちょくちょく、一口ずつ、喉を潤す程度に飲みましょう。
 
例えば10分くらいの間隔で1口、多くて2口飲むと1時間に6回。
ペットボトル1本無くなるかどうかです。
 

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汗をかくとおしっこがでない

沢山汗をかくとおしっこが出ないんです。
 
水分をとると体を巡り、体内の潤いとなります。
そして水分は吐く息から、汗から、尿として出ていきます。
 
この息と汗で出る量が摂取した水分量を超えると尿には水分がまわりません。
 
つまり快適に登山ができるのです!
 
 
しかし、私はおしっこが出ない状態を推奨しません。
 
それは尿が溜まることが体に水分がある程度溜まっている証拠だからです。
それでもある程度でしかありません。
 
もしかしたら脱水量の方が多くて脱水症状が近づいているのかもしれない。
 
ちょっと危険があるんですよね。
 
快適に登山をするなら若干尿が溜まるくらいが身体に優しい
 
 
ですが女性に山のトイレは死活問題
 
これは悩ましい問題です。
 
ここだけの話女性はオムツ?みたいなものを装着している人もいるとかいないとか。
 

おわりに

水問題は人によって違うので経験を貯めるしかありません。
 
経験を貯めると登山経験者として初心者や女性をサポートする立場になるかもしれません。
 
水の量はどうしても一定にはなり得ないのです。
 
 
最初は目安を覚えてちょっと余分に水を持ちましょう。
 
後々は経験から必要量をその都度考えましょう。
 
 
山で美味しい水を飲む方法を解説しています。

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