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スポンサードリンク雪の美術館はコロナの影響で経営が悪化し、2020年6月20日をもって閉館しました。
北海道旭川市に「雪」をテーマにしたミュジーアム『雪の美術館』があるのをご存知ですか?
中世のヨーロッパを連想させるような建築で訪れる人を楽しませてくれます。
「雪」をテーマとしていますが一年中見学ができるのです。
「アナと雪の女王」の映画がヒットした時に、『雪の美術館』とお城が似ているという事で注目をされました。
今回はそんな「雪の美術館」を実際に訪れてきましたので撮影した写真と一緒に見どころを紹介しますね。
途中にクーポン情報もありますよ!
[toc]雪の美術館とは「アナと雪の女王」のような世界の美術館
1991年5月に旭川市に建築され、外観はお城のようなヨーロッパのビザンチン様式。
なんと建築費用は約45億円!調度品などを含めると約60億円とゴージャス!
夢の中にいるような非日常的な空間に外国人や子供連れの地元の方にも人気。
雪の彫刻のような白のモチーフなどが館内の至る所にほどこされ、見どころやフォトジェニックな場所がたくさんあります。
- 営業時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
- 定休日:年中無休(年末年始休暇あり)
- 料金:※すぐ下にクーポン・割引情報あります
大人 800円
高校・大学生 600円
小・中学生 500円
幼児 無料 - お姫様体験:3240円~ 下記で紹介
(王子様用の衣装あり) - HP:雪の美術館
- 電話:0166-73-7017
アクセス情報
- 住所:旭川市南が丘3丁目1-1 国道12号線沿い GoogleMAP
- アクセス:車
旭川空港より 約40分
JR旭川駅より 約15分
札幌から高速道路利用約2時間 有料2830円(深川IC下車後約30分)
雪の美術館内の見どころ
館内マップ
①エントランス:神殿のような造形
神殿のようなアーチや柱、大理石やシャンデリアがほどこされ別世界にタイムスリップしたよう。
正面中央には優佳良織(ゆうからおり)のタペストリー「雪の紋章」が飾られています。
雪のように真っ白で豪華なエントランスですよ!
②螺旋階段:六角形を模した大きな階段
真っ白で豪華なエントランスを抜けて館内へ。
エントランス左にある全長18メートル・62段の螺旋階段をおります。
雪の結晶のような六角形になっているのです!
確かに、お姫様が階段を登ってきても不思議ではないですね。
壁や天井が白く、上品な趣の照明や絵画にと、どんどん別世界に入り込んでいく感じがしましたよ。
階段下には噴水があり、世界各国のコインが投げ入れられていました。
コインを投げると願いが叶うという「トレビの泉」のようですね。
③氷の回路:壁面ガラスの向こうはー15℃
螺旋階段を降りると次は「氷の回路」。
壁面がガラス張りになっており、ガラス越しに見える氷室の中は氷点下15℃、高さ6M・幅62mの大きな氷柱が。
特殊な形状のノズルで地下水を霧吹きにして凍らせているそうですよ。
人工的に作られているのですが、美しくミステリアス。
ガラス張りの回路は氷柱に囲まれていて温度は10℃とひんやり。
1年中この状態で鑑賞できるのですからすごいですね。
④クリスタルルーム:辺り一面に雪の結晶
氷の回路を抜けるとひらけた空間になり展示室・音楽堂など様々な施設が迎えてくれます。
まずは一番人気のクリスタルルームへ。
雪山で撮り続けた雪の結晶の写真200枚を、天井から壁一面にステンドグラスのようにして展示。
ため息がでるほど美しいです!
一枚一枚雪の結晶の形が違っていて、温度に別に展示されています。
右側から左に向かってマイナス5℃の雪の結晶、-10℃、―15℃と展示されているのです。
気温が低くなると雪の結晶が細かくなるのがわかりますよ!
厳しい自然が作りだした「結晶」を幻想的な光に包まれた空間で演出。
⑤シアタールーム・資料館:北海道の自然の美しさが堪能できる
大雪山の四季を綴ったオリジナル映像は約15分で、北海道の自然の厳しさと美しさを鑑賞できます。
雪に関する様々な資料と映像が自由に見られますよ。
絵本もあり、自由に見ることができるのでお子さんたちに人気のようですね。
モニターでは厳冬期に見られる「けあらし」やダイアモンドダストの映像などを上映しています。
こちらも自由に見ることができますよ。
⑥音楽堂:幻想的な結婚式が挙げられる
広く、美しい音楽堂は座席数200席!
結婚式・コンサート・、ミーティングなどに利用されます。(有料)
大理石が敷き詰められた舞台はグランドピアノやガラスで作られた馬車が置かれ素敵な空間を演出。
この舞台の周囲には水が流れ、雪解け水が流れる『せせらぎ』をイメージしたデザインになっているのです!
音楽堂の天井には広大な青空が。
音楽堂天井画はおよそ3か月をかけて共同制作された巨大な「北の空」(油彩280000号)は、7人の画家による手作業というのですから驚きです。
畳に換算すると約280畳分の大きさ!
舞台や天井、座席など豪華で繊細な造りに圧倒されます。
今度はここに座って是非音楽を聞いてみたいと思いました!
⑦カフェ スノーナ:豪華で優雅なカフェレストラン
館内にあるカフェレストラン。
一言でいうと豪華です。
シャンデリアにテーブルに置かれたベル、など一つ一つにこだわりが感じられました。
私たちはカフェラテだけの注文でしたが、中に入って幸せな(貴族にでもなったような)時間を過ごせましたよ。
ランチメニューも多数ありますので時間に余裕のある時はここでのランチをお勧めします!
- カフェレストラン 10:00~16:00(Lo15:45)
- アフタヌーンティー 14:00~15:00
- ランチタイム 11:00~15:00
- 【メニュー】一部紹介!
ふわふわ卵のオムライス(サラダ・デザート付き)1180円
ガレット(サラダ・デザート付き)1580円
ケーキセット(ケーキプラスドリンク)700円
コースメニューや団体メニューも用意
⑧ミュージアムショップ:美しい雪のアクセサリーが沢山
館内にあるショップです。
スワロフスキー製の雪の美術館オリジナルアクササリーが人気。
他にも優佳良織やキーホルダーなどオリジナルグッがたくさん揃っているので迷いますね。
⑨雪の館:ヨーロッパ調のブライダル会場
ヨーロッパ調の厳格で豪華な空間が本格的ブライダル会場となる「雪の館」。
その他団体昼食・ミーティングなど団体客の利用を受け付ています。
昼食は最大100席が用意できるそう。
最近は結婚式以外にも修学旅行や社員旅行などの利用もあるようです!
⑩館内の装飾:雪の結晶を模した装飾・調度品
館内には様々な高価な調度品やこだわりの装飾がありました。
少し紹介しますね。
◆全て手彫りのエッチングガラス
窓ガラスや扉に削られた雪の結晶。
ガラス装飾の職人が細やかなに1枚ずつ彫りあげているそう。
眼冬期にしか見ることができないガラスに咲く氷の花「霜」の模様は見慣れた北海道人の私も思わず写真を撮りたくなるほど美しい。
◆キラキラ輝く壁
キラキラ輝く純白の壁。
北海道の凍てつく冬に見られる空気中に加賀落ダイアモンドダストを表現。
ガラスを吹き付ける技術を用いて制作しているそうです。
気温の低い時に現れるダイアモンドダストですが温かみが感じられました。
【お姫様体験】本格コスプレが楽しめる
雪の美術館ではドレスを着て写真を撮れる「お姫様体験」が人気ですよ。
90センチから15号、約100枚のドレスから選ぶことが出来ます。
この日はお姫様になった子供たちにたくさん会いました。
また、王子様になった男の子も。
お姫様になった子が螺旋階段を上がる姿には思わずほっこりさせられますね!
まるで、映画の主人公になったような人気のお姫様プランも色々なプランがあるので紹介しますね。
- お姫様体験:3,300円
衣装1着レンタル
雪の美術館オリジナル台紙写真1枚(2Lサイズ)
体験時間1グループ30分程度 - お姫様体験(アクセサリー付き):4,400円
衣装1着レンタル
雪の美術館オリジナル台紙写真1枚(2Lサイズ)
ティアラやアクセサリー・グローブブーケなどの小物一式付き
体験時間1グループ30分程度 - プレミアムお姫様体験 11,000円(完全予約制)
台紙様の写真撮影後、1時間までドレスを着たままの館内散策&自分のカメラでの撮影取り放題のプラン
衣装1着レンタル(小物一式込)
雪の美術館オリジナル台紙写真1枚(2Lサイズ)
ドレス着用のまま館内散策 手持ちカメラでの撮影か
プロの美容師によるヘアーセット
お姫様体験で撮影印刷した写真データサービス(1人1枚) - 詳しくは公式へ
>>雪の美術館/お姫様体験
優佳良織(ゆうからおり)とは
「雪の美術館」館内の至る所に組み込まれた優佳良織。
北海道地方(旭川市を中心)の染職工芸として親しまれています。
高度な織技術で油彩的な織を作りあげ、美しい北海道の自然を色彩豊かな織物として表現している染織工芸品です。
一つの作品に200~300色の色糸を使用!
現在は優佳良織記念館は閉鎖されていますが、元織子さんたちが優佳良織工房を設立し、伝統文化を守り生産を続けています。
雪の美術館ではタペストリー以外にもコインケースやバック、ネクタイなどの作品もありますので気になる方はこちらをチェック!
おわりに
非日常、いや中世のヨーロッパに迷い込んでしまった。
そんな感覚に陥り、またその美しさに魅了された「雪の美術館」。
フォトジェニックなスポットが館内にあふれていますので、是非訪れてみて下さい。