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待ちに待ったツオロミーブーツのニューモデルが発売されました!

私もモンベルファンとしてツオロミーブーツを長く愛用してきましたが、2018年にモデルチェンジすると聞いて靴の寿命を超えて待ってました!

そして2018年5月21日月曜日、心は晴れ!!

意気揚々とモンベルに向かったのです。

するとどうでしょう?5月半ばに入ってくると聞いていたのに未だ並んでません?

「すいません、新しいツオロミーブーツは未だ入ってませんか?」

「丁度今日入ってきたばかりで、まだ並べてないんですよ」

なんと!それじゃ私が第一号!?
GW前にきたときは先行してグリーンだけありましたがブルーが欲しかったので待ってたんですよね。
私がこの店でブルーお買い上げ第一号です!

そんなテンション維持しつつ新型ツオロミーブーツのレビューを行いたいと思います。

レビュー内容
  • 新旧比較(価格、形状、重量、剛性)
  • 新型レビュー
  • 新型は??が痛い?
  • 痛みの対策
  • 新型の評判

比較対象は旧型の28cm! 若干間違えて0.5cm小さい新型を購入してしまいました!
正確に比較はできませんが0.5cmの差は脳内補完してください。

靴の写真、汚くてすいません
それではツオロミーブーツの新旧比較スタートです!!

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価格比較 新型は微妙に安い!

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旧型:18,800円+税
新型:18,600円+税

ただでさえ安いモンベルの靴が微妙に安くなりました!

形状比較 結構違うよ!

①タンが薄く小さくなった

一番目立つ変化がタンの縮小。
モンベルさん曰く、「タンが脛に当たる。」という顧客の声を聴き、歩くときに邪魔にならないように変更したようです。

厚さ:半分
高さ:1cm低く
スポンジ:端から5mm内側だけ

実質タンの大きさは旧型の半分以下です!

※新型はタンの端5mmがスウェードだけでスポンジが入ってないので、スポンジだけを見ると1cm低くなりました。

ご覧の通り厚さが半分、高さも1cm近く低く小さくなりました。
新型のタンはスポンジの端5mmがスウェード1枚がビラビラしてる感じです。後ろから見ると高さも5mくらい低くなっています。クッション入りの所は1cm近く低くなりました。

これによりタンが脛に当たって気にかかるのを解消したようです。

実は私はこれを改悪だと思ってます。理由は後ほど。

②アッパーが薄く柔らかくなった

触ってみるとフニャフニャしているのがわかります。ちょっと不安になる柔らかさですが。
何が柔らかくなったのか触り比べてみました!

すると、足の甲(紐周辺)は同じくらいの固さでした。
違いがあったのは踵!

私の左手の握力は40kg程、旧型は鉄板でも入っているかのように固くて潰れませんでしたが、新型はフニャッといきました。

③足首が細くなった

足を入れる靴の淵、これがかなり狭くなりました。

旧型(28cm)の淵は29cm
新型(27.5cm)の淵は26cm

円周が実に3cmも短くなっています!
店員さんはコレに対し「ムレ軽減効果」と言ってましたがちょっと意味がわかりませんでした。

写真で見比べても全然大きさが違います。

④紐を通す所が変わった

ここも3つの変化があります。

左の  紐を通す所が薄い素材からスウェードに変わった。
中央の 紐を通す金具がスウェードに変わった。
右の  フックが1つ減った。

このような変化がありました。
通し穴はスウェードの内側には薄い素材が入ってるので、それなりに頑丈になっていると思います。

正直ここら辺はあまり重量や頑強度に変化はないと思います。

1つだけ、フックが減ったことにより影響があったのが・・・紐の長さ!
恐らく紐自体の長さは新旧同じものが使われています。そこでフックが1つ減ることで紐の遊び部分が長くなりました。

この紐自体の長さは旧型が164cm、新型は173.5cm。9.5cmの違いがありました。
※旧型は紐が切れたので張り替えてます。

これが全部の穴とフックを通したとき、最後のフックからの遊びの長さは・・・
旧型27.5cm
新型40.0cm

締める強さや左右のバランスにもよりますが、それを考慮しても片側11cmもの違いがありました。元々9.5cm違うので同じ紐なら片側6cm違うことになります。

蝶々結びで紐を縛ったあと、片側6cmの分だけ蝶々部分が大きくなって邪魔ですね。

⑤靴底が細く短くなった

重たいラバーソールの形状を変えることで軽量化したと公式情報がありました。

出典: mont-bell

実際にどれくらい変わったのか細かく計測してみました。

靴サイズ0.5cmを考慮しても1周り小さくなっているのがわかります。ゴムは重たいので良い軽量化になったみたいですね。

細かいところでは
・ラバーソウルのつま先に飛び出たところも小さくなってました。
・薄いゴムのトゥガードと踵ガードが広くなってました。

⑥新型ラストが変わった

ラストというのは木型のことだそうです。従来型に比べ新型は小指側の曲線をはっきりさせることでフィット感を増したようです。

出典: mont-bell

形状比較纏め

  1. タンが薄く小さくなった
    ⇒厚さ半分、高さ1cm低く、スポンジ面積狭く
  2. アッパーが空く柔らかくなった
    ⇒踵周辺の補強が無くなっていた
  3. 足首が細くなった
    ⇒淵周りが3cm細くなっていた
  4. 紐を通す所が変わった
    ⇒紐を通すところがスウェードに変わり、フックが1つ減った
    ⇒これにより紐の遊びが12cm長くなった
  5. 靴底が細く短くなった
    ⇒全体で一回り小さくなった
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重量比較 軽くなった!

新型の変化の目玉! 凄く軽くなりました!

片側で100gもの軽量化は凄いです!持ち比べてみると100g以上に軽く感じます。
ラバーソウルの軽量化や踵フレームの軽量化が功を奏したのでしょう。

これで登山がぐっと楽になります!╭( ・ㅂ・)و ̑̑ ぐッ!

剛性比較 柔らかくなった!

これまでの説明でほとんど出尽くしてますが・・・

大きく柔らかくなったのは踵です。フレームが1つ減っています

靴の甲の部分を挟むように握ってみました。少し新型の方が柔らかいです。もしかしたら新しいせいかもしれません。

つま先を上から押しつぶしてみました。やはり新型の方が柔らかいです。これも新しいせいだったらすいません。

ニューモデルレビュー

軽量化の恩恵がとてもでかい!

2つの靴を何度も交互に履き比べてみましたが本当に軽いです!108g以上の軽量化を感じます。
720gの内の108gと言ったら15%になります。
1割でなく1.5割もの軽量化は凄いですよ!

フィット感が素晴らしい

柔らかくなったせいか、薄くなった?せいか分かりませんが、紐をギュッと縛ったときのフィット感は向上しました。
足に馴染んだ旧型よりも新型のほうがフィットしています。(旧型が劣化しすぎてたのかな)

紐をギュッと引っ張ったときの靴の甲全体が引き締まる感じがとてもスムーズですね。(旧型が劣化しすぎてたのかな)

足首が前に曲げやすい

確かにタンを小さくしたことで前側に隙間が出来て、前方に足を倒しやすくなってます。

足首の淵部分が短く狭くなったことについては、ホールド感が増しているのに足が曲げやすいです。
ムレ軽減については全くわかりません。

靴底は変わらず固い

旧型を最初履いたときも靴底が固くて足の裏が痛くなりました。これは新型でも相変わらずのようです。
自分の足に合った柔らかい中敷きを買ってこようと思います。

靴の淵が足首に食い込んで痛い

本レビューの目玉です。

靴の淵がタンの所で折り返してるんですが、この折り返しが足に食い込んで痛いんです!

画像のように淵はタンと繋がるところで赤線のようにの字になってます。しっかり履くと右上の角が折られますが、折り目の所だけ分厚くなります
この厚みが紐を縛ったときに押され、足に食い込んでしまいます。

・足首の淵が細くなったから
・タンが薄くなったから
といった変更が食い込み現象を発生させているようです。

この件はすぐにモンベルさんに相談しにいきました。
「これはお客様の自己責任で加工するしかないですね」との返答でした。

タンの端が紐の外側に飛び出てしまう

タンの高さが低くなり、端がスウェード1枚だけなのでペラペラなります。

すると紐の結び目の高さとタンの高さにあまり差が無くなるため、タンが結び目の下をくぐって飛び出してしまいます。毎回ではないですけどダサいですよね。
これがまた、紐が足にぶつかってしまい、少し痛みます。

新型ブーツの痛み対策等

食い込みとタン飛び出しについての対策です。

食い込み対策①

一番効果のある対策です。
タンの折り返しが淵の中にあるから折り目が分厚くなり、食い込む原因になります。

ならば折り目を淵の外へ出してしまえば良くなります。
具体的には折り返し地点を淵の先で折り返します。

言葉ではわかりにくいので画像を用意しました。
上の画像が通常時、下が対策後です。

下の方は折り返しを先延ばしているので銀の素材が外にはみ出しているのが分かります。
折り返しを先延ばしすると、厚みが無くなるので折り返しても薄いままになります。

但し、ダサいです。

食い込み対策②

食い込みヶ所にガードを入れる。
プラスチックの板やゴムの板を入れたり、靴下を折り返して痛い所だけ靴下を二重にするなどあります。

食い込み対策③

1番上のフックは使わない。
登りはいいかもしれません。意外と快適でした。
下りはふわふわして不安が凄かったです。

食い込み対策④

なんとか加工する。自己責任です。

タンの飛び出し対策

フックに紐を通す順番を変更する。
通常は下から順番にフックを通していきます。

対策ではフックの使う順番を入れ替えます。

下のフックの次に、真ん中のフックを飛ばして、先に上のフックに引っ掛けて、真ん中に戻ります。
これにより結び目が1cm程下がり、タンは飛び出さなくなります。

ついでに紐の長さも片側1cm程解消されます。


新型ツオロミーブーツの評判と口コミ

調べてみましたが、流石に未だ評判も口コミもありませんでした。

見かけたら追加していこうと思います。

偶然にも私の近くで二人の購入者がいました。

①足首痛かった(30妻後半女性)

②新しいの、軽くて柔らかくて良いわー全然違う!(30歳後半男性)

痛みは発生しない人もいるようですね。

>>モンベル ツオロミーブーツ

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2ヶ月使った感想(7/22追記)

購入してから約2ヶ月たちました。もう10回以上履いて登山をしてきましたので新しい感想をお伝えします。

①軽いのは素晴らしい!
本当に軽いですね、もう重たい靴に戻れません(笑)

②ソールが固くて指の付け根が痛くなる
モンベルのソールって固いですよね、旧型ツオロミーを買ったばかりの頃もソールが固すぎて足の指の付け根が痛くなります。

歩くとき、普通は後ろ脚の指は全て曲がりますよね、つま先立ちした形です。足の裏は指の付け根で折れ曲がるのにソールは固くて曲がらないので指の付け根がソールに強く押し付けられる形になって傷みだしてしまいます。

旧型のときは28cmで買っていたので中に空きスペースがあったのでジェルインナーを追加で入れて2枚にしました。
今回は27.5cmで買ってしまったのでジェルインナーの追加はできず、入れ替えました。それでも痛みます。

履きなれて柔らかくなったときに解消されるといいんですけど。

③靴擦れがおこる
紐をギュッと締めると、登りでつま先立ちになったときに踵が靴に押し付けられて痛かったですね。ズレズレではないので靴擦れまでいかないですがそこそこ痛い

下りは紐をさらに強く締めて降りますが、親指と小指の外側が靴擦れしてきました。

どちらも旧型のときは無かった現象なので新型は自分の脚に少し合わないようです。残念。

おわりに

ツオロミーブーツの新旧比較いかがでしたでしょうか。

フックが1つ減っていることは直ぐに気づきましたが新旧細かく見比べていくと結構大きく変わったところがありましたね。

痛み問題も対策でなんとか気にならなくなりました。

これから新型の購入者が増えるでしょうから痛み問題で困らないようにと思ってレビューと対策を書いた次第です。

因みに私は気に入っています!!

痛み問題も対策を立てれば気にならないし、ゲイターを付ければ見えなくなるし問題無いでしょう!

この靴はしっかりお手入れして大事にしようと思います。

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