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スポンサードリンク登山三種の神器という言葉は聞いたことがあるでしょうか。
神器1 ザック
神器2 登山靴
神器3 レインウェア
この三つは必ず登山で持っていかなければなりません。
それはなぜか? これら無いと安全でまともな登山ができないから!
中でも神器3のレインウェア。これだけは命に直結しています。登山中に悪天候になったとき身体を一番守ってくれるのはレインウェアです。
昔から三種の神器の必携は真面目な山男たちに守られてきました。
しかし、近年では登山道具に対する考え方がが変わってきて、ストックも「使わない方が良い」という考え方が普及し始めました。
そしてレインウェアも必携は不変ですが必要性の有り方と選び方に変化がみられます。
今回は現代のレインウェアの必要性を考察し、どう選んでいくか、意外メーカーをご紹介します。
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考察!レインウェアの必要性
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不変の必要理由!レインウェアは命を守るためのギア
昔から現在も登山中の死亡事故で高い割合を締めているのが低体温症。
低体温症になるまでの一次原因は様々です。
遭難したから
風が強かったから
気温が下がったから
雨に濡れたから
食べ物が足りなかったから
これらの原因でも、しっかりレインウェアを着ていれば低体温症は防げたかもしれません。レインウェアの一番の目的とは悪天候から身体を守ることです。その結果、体温を保つことができます。
「雨が降ったら着る?」
難しいかもしれませんが濡れる前に着るのが理想です。
昔と現在の違い
昔と現在の違い、それは情報です。
携帯電話が普及してから遭難対策の有効性から遠くの山奥でも電波が届くようになりました。さらにスマートフォンが普及してからは山中で得られる情報は簡単で、正確で、素早いものとなりました。
天気予報は正確でピンポイントの情報、1時間ごとの情報が細かくわかります。雨天時登山の回避率が非常に高くなりました。
一昔前までは何万円もしたGPSマップがスマホアプリのおかげで皆が手軽に持てるようになりました。これにより遭難事故件数はこれからどんどん落ちていくはずです。
私はまだ使ってませんが、恐らく登山地図アプリを使って山に入れば「現在居る山での気象変動の警告を知らせてくれる」機能が出てきます。そうなれば雨が降る前にレインを着て置くことができます。
登山で絶対使える無料の山地図アプリ!使い方も簡単で女性にこそ使って欲しい!?
下がった使用率
「使用率」という面だけ見るとレインウェアの使用率は昔と比べて下がったかもしれません。
①情報普及化のおかげで悪天候に遭遇する確率が減った
先ほど説明した通りの理由です。
「君子危うきには近寄らず」です。
かの渋川剛気先生も真の護身とは危険に近づくことすらできなくなると仰ってます。
②登山人口は増えたが軽登山人口が最も増え、ハイレベル登山は減った
現代人は仕事の疲れから自然に癒しを求める人が増えました。数年前から山ガールも流行って山の女性人口も増えました。
逆に減ったものがあります。山岳会に入るガチの登山家です。
山岳会に入ると徹底した登山技術が継承されるため、これを熱望する人は入ります。ですが人間関係が苦手な若者は「登山でガチガチに縛られたくない」と言ってあまり近寄らないようです。
そうなるとガイドさんを雇ってハイレベル登山を目指す?否ですね。 若者はお金もそんなにかけません。
登山者としてレベルが高いほどレインウェアの必要性は今も重要視されていて、しっかり使い込みます。
新規登山者はレインウェアを軽視する方向にあります。これが間違っているとは思いませんが軽視しすぎは本当に危険ですね。
現在のレインウェアの必要性
ハイレベル登山をこなす本格登山家の方々は本考察などものともせず、自分に最適な必要性をもってレインウェアを選ぶでしょう。
では軽登山~中級登山がメインとなる方たちはレインウェアをどう選ぶべきでしょうか。
必ずしも命を守るために高機能製品を選ぶ必要は無くなりました。
「しっかり情報収集を行って、現代人らしい対策をたてること。」この分だけレインウェアを自分の好みや価格で選ぶ余裕が出てきたと思います。
「私は絶対晴れの日の上り1時間くらいの山しか登らない」というのであればコンビニのカッパで十分です。
「晴れの日メインで中級くらいの山に行くよ」というなら安い透湿性があって、デザイン性を重視した可愛い、かっこいいレインを選べば次の山へ行く意欲が上がりますね。
「将来上級山をガンガン攻めるガチ登山家になる!」という人は最初から防風、透湿、保温、頑丈、軽量な高性能レインウェアを選んぶといいかもしれません。
こんな選び方が許される時代になったと思います。
但し、必携の必要性は微塵も薄れていないので勘違いはしないようにしましょう。
ワークショップのレインウェアという選択肢
考えたことはありますか?ワークショップでも防水透湿のレインウェアを買うことを。私はごく最近までこんな選択肢があると知りませんでした。
しかも価格は上下セットで6000円前後!
これもしっかり「防水・透湿・軽量・ストレッチ」をうたっているんです。
今回は東レの製品で見ていこうと思います。
東レのスペックの方は
耐水圧 10,000mm
透湿度 10,000g/㎡24h
各メーカーとの比較画像
出典: lovzearth.com
耐水圧
耐水圧は登山で使うなら20,000mmと言われています。
一般的な使用なら10,000mmあれば十分です。
(私的には登山も10,000あれば十分かと)
アウトドアメーカー独自素材の耐水圧は20,000から30,000、ゴアテックスは45,000もあります。
東レは10,000mmでした。
透湿度
1時間に1000gの水蒸気をすべて投下させるとしたら、カッパの透湿度は12000g/㎡24hほど必要になります。元山岳部部長の登山口座
アウトドアメーカー独自素材の透湿度は15,000前後が多く、ゴアテックスは13,500です。
意外に独自素材の方が高いんですね。
これに対し東レ10,000でした。
ワークショップのレインは登山で使えるのか
先ほどの元山岳部部長さんが検証して下さってました。
これは大変勉強になりました。
私の見解
まぁ使ったことないんで信憑性薄いんですが。
初心者や軽登山中心の人、ちょっとでも天候に不安があれば登らない人は”最初は”ワークショップで十分だと思います。
中級にステップアップする時にちゃんとアウトドアメーカー独自素材ので安く抑えるなり、ゴアテックスでハイエンドモデルを選ぶなりするといいかな。
私は登山ギアは必要なら買うスタイルを推奨しています。
最初から高性能なものを買う必要は無いんです。だって登山辞めるかもしれないでしょ?(笑)
「初心者が高い装備を買ったのにすぐ飽きてしまう。」ということがよくあります。登山を続けられると思った人が良い装備を揃えればいいんです。
ワークショップのレインでも2年くらいは正常に機能するんじゃないでしょうか。多分。
一つ懸念
ズボンのすそにはジッパーが着いているんだろうか?
登山ではレインに限らず着たり脱いだりが多いです。だからレインのズボンもいちいち靴を脱いで履いてられません。
大きな登山靴を履いた状態でもズボンを履けないといけません。
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レインのズボンを履くときの豆知識①
上記のように登山靴を履いた状態でレインパンツを履きます。
でも汚れてしまいますよね?
大丈夫です!そんなときは片足が入る大きさのビニール袋を使いましょう!
片足をビニール袋に突っ込んでレインパンツを履く。次は逆の足。という具合に履けばレインパンツを汚さないし痛めません。
レインのズボンを履くときの豆知識②
レインパンツはゲイター(スパッツ)の外側に履きます。
ズボンのすそをゲイターの内側に入れてはいけません。
これは雨のしずくがズボンを伝って外に落ちるか、ゲイターの中に落ちるか変わってきます。
当然中に落ちると中のズボン、タイツ、靴の中が濡れてしまいますよね。
雨の中歩くとレインパンツは汚れてしまいますが諦めて下さい。
東レの透湿防水レインウェア ブリザテック
先ほど紹介した東レのレインウェアです。6色あってデザインも登山寄りでまぁ悪くないかな。
登山で使うなら中にダウンなど着込むことを想定して一回り大きなサイズを買うといいですよ。
おわりに
如何出したでしょうか?
レインウェアに関する私の考察になります。
色んな考えを調べてはきましたが、やはり一人の考えに過ぎませんので参考程度に考えて頂ければと思います。
大事なのはしっかり自分の登山スタイルを確立させることだと思います。
登山で絶対使える無料の山地図アプリ
使い方も簡単で女性にこそ使って欲しい!?
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