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スポンサードリンク日本人ならだれでも知っている「ニッカウヰスキー」。
ニッカウヰスキー余市蒸溜所は、日本のウイスキー発祥の地としてだけではなく、日本の近代産業の発展の牽引車として、今なおその伝統を引き継いでいます。
ウイスキーの製法や種類などがよくわかる「ウイスキー館」、現在世界で唯一、石炭直火蒸溜によってウイスキー作りが行われている余市蒸溜所の「蒸溜棟」、さらにはニッカが世界に誇るウイスキーを自由に試飲できる「ニッカ会館」など、見どころ満載です。
旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」にも旅行者からの高い評価の口コミが非常に多く寄せられていて、国内にある数多くの有名な工場施設見学観光スポットを抑えて堂々の上位に君臨しています。
今回は、ウイスキーはお好きじゃない、という人でも存分に楽しめる、魅力あふれる観光スポット「ニッカウヰスキー余市蒸留所」を紹介します。
[toc]ニッカウヰスキー余市蒸溜所の概要
ニッカウヰスキー余市蒸溜所とは
ウイスキーは、原酒を作り、そして長い年月をかけて発酵熟成させて完成されます。
ニッカウヰスキーも、創立してしばらくの期間は、ただウイスキーの原酒を樽に詰めて貯蔵させていくだけで、すぐには商品化できませんでした。
そのため、その間、余市の特産品であるりんご等の果物を使用して、ジュースやジャムなどを製造・販売してしのいでいたことから、社名を「大日本果汁株式会社」としていました。
やがて、大日本の「日」と果汁の「果」をとって、「ニッカ」の名を考えました。
「ウヰスキー」の「ヰ」は、あまりなじみがありませんが「ゐ」のカタカナで、「イ」よりも英語の発音に近いこと、また、水が命のウイスキーであるだけに、清涼な「井戸水」の「井」に似ていることからも、「ウヰスキー」と名付けられたとされています。
名前だけでも、創業者のこれだけの強いこだわりを持って生まれた「ニッカウヰスキー」。
そんな創業者が海外でウイスキー作りに研究に研究を重ね、そして日本でウイスキーを作るにはここしかない、として選んだのが、余市なのです。
ニッカウヰスキー余市蒸留所の基本情報 ~場所や時間~
名称:ニッカウヰスキー 余市蒸留所
開催期間:年末年始を除き無休
休業日:12月25日~1月7日
※これ以外の営業日でも悪天候により中止となる場合あり
料金(見学費):無料
HP:https://www.nikka.com/distilleries/yoichi/
電話:0135-23-3131
住所:北海道余市郡余市町黒川町7-6
なお、見学には
①ご案内係によるガイド付き蒸留所見学
②フリー蒸留所見学
の2種類があります。
案内係であるガイドが付き添って、ウイスキーの製造工程などについてご紹介しながら蒸留所内施設を見学していただくプランです。
時間:午前9:00~12:00
午後13:00~15:30
見学所要時間:
工場見学+無料試飲 約70分
予約方法:1名様~10名様の場合:
インターネットにて予約受け付け
10名様以上の場合:
予約・入場、貸し切りバスでの予約・入場は現在行っていません。
●現在、自由見学は行っていません。
ご来場時にお配りしている「工場見学パンフレット」をご覧になりながら、ご自由に蒸留所内施設をご見学していただくプランです。
時間:9:00〜17:00
見学所要時間:見学時間内は自由(見学後の試飲も可)
予約方法:1名様~10名様までの場合:
予約不要
11名様以上もしくは貸切バスをご利用の場合:
お電話もしくはFAXにて要予約
インターネットでのご予約はコチラ
https://www.nikka.com/guide/yoichi/about.html
アクセス情報
住所:〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町7−6 GoogleMAP
車で行くのがおすすめ
札幌駅から高速道路を使うと1時間程で到着します。
2018年12月8日から高速道路の余市ICが開通します。
これにより札幌駅から余市まで1時間10分かかっていた道のりが1時間程度まで短縮されます。
ニッカウヰスキー余市蒸留所へのアクセスが大変楽になりました!
オススメは「行きは小樽の街中をぶらり散策して、最後に余市蒸留所で観光。帰りは高速道路で楽ちん」というプランです。
JRで移動する
JRで余市駅まで移動してください。
余市駅からは余市蒸留所まで徒歩10分かかりません。
道順に不安な方はGoogleMAPのナビをお使いください。 GoogleMAP
ニッカウヰスキー余市蒸留所の見どころ
①ウイスキー博物館
平成10年4月に、ウイスキーの貯蔵庫とされていた2棟を改装し、それぞれ「ウイスキー館」と「ニッカ館」の博物館としたのが、ウイスキー博物館です。
「ウイスキー館」では、ウイスキーの歴史、製法、種類など、ウイスキーにまつわる情報がわかりやすく説明されているほか、ウイスキー作りのための道具なども展示されています。
また、お好みで有料の試飲コーナーも楽しめます。
開館時間:9:15~16:45
有料試飲コーナー・オーダーストップ:16:30
「ニッカ館」では、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝とリタ夫人の生い立ちを、数多くの資料などを展示することで紹介しています。
また、生前過ごしていた夫妻の家が、数々の遺品の実物とともに再現されているのも見どころです。
②蒸溜棟
単式蒸溜器(ポットスチル)が立ち並ぶ余市の蒸溜棟では、今なお昔ながらの石炭による「石炭直火蒸溜」によるウヰスキー作りが行われています。
石炭直火蒸溜は非常に高度で熟練した技術を要する製造方法なのですが、その分、より優れたコクと香りのある味わい深いウイスキーを作ることができるのです。
現在、石炭直火蒸溜によってウイスキーを製造しているのは、世界中でも余市蒸溜所だけですので、この伝統的な製法を守り続けている蒸溜棟は、ウイスキー愛飲者には必見です。
③旧事務所
昭和9年7月に、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝の事務所として建設されたものです。
この旧事務所は、余市の工業発展の礎を示す文化的資産であると認められて、企業内の建造物としては北海道初の指定文化財となりました。
「事務所」といっても、現在私たちが勤めている会社の事務所などとは、全然違うんですよ!
室内は、創業当時を匂わせるなんともいえないレトロで高級感あふれる空間となっていますから、ぜひお見逃しなく。
④ニッカ会館
2階建てのニッカ会館は、1階にトイレ、喫煙、授乳室などの設備が用意されています。
そして、メインである2階は、ウイスキーの試飲ができる会場となっています。
ウイスキーファンの人には、もうワクワクするスポットです!
試飲ができるのは、「シングルモルト余市」、「スーパーニッカ」、「アップルワイン」の3種類。
氷、水、炭酸水も自由に使うことができますから、ロック、ハイボールなどお好みの飲み方で楽しむことができます。
また、お酒が飲めない人にも、ソフトドリンクが用意されていますから、うれしいですね。
開館時間:ニッカ会館1階 9:00~17:00
ニッカ会館2階 9:15~16:45
※試飲会場は自由席ですが、予約状況により満席の為ご利用頂けない場合があります。
※酒類の試飲に関しましては、飲酒運転ならびに未成年者飲酒防止のため、試飲当日に申し込みが必要です。
ニッカウヰスキー余市蒸留所付近おすすめの観光スポット
スペースアップル余市
ニッカウヰスキー余市蒸留所を訪れた際には、すぐ近くにある「スペースアップル余市」にも、ぜひお立ち寄りください。
余市出身の宇宙飛行士、毛利衛さんの偉業を記念して設立された余市宇宙記念館「スペース童夢」では、日本がオリジナルで開発した宇宙実験棟「きぼう」の内部を体験できるほか、「ハッブルシアター」「デジタルプラネタリウム」「毛利記念ホール」など、宇宙のロマンを満喫できます。
道の駅ショップでは、普段私たちが見ることのない「宇宙食」が販売されているほか、余市特産のリンゴなどの果物を使ったアイスクリームやアップルパイなども人気です。
営業時間:
・余市宇宙記念館
9:00~17:00 (最終入館:16:00)
・ミュージアムショップ
9:00~17:00(4月中旬~11/30)
9:00~16:30(12/1~4月中旬)
定休日:
・余市宇宙記念館
毎週月曜日(4/21~11/30)
※月曜日が祝日の時は翌日
※平成30年12月1日~平成31年4月19日は、冬季休館です。
・ミュージアムショップ
毎週月曜日、および年末年始
※月曜日が祝日の時は翌日
電話:
・0135-22-1515(余市振興公社)
・0135-21-2200(余市宇宙記念館)
住所:余市郡余市町黒川町6丁目4番地1(国道229号沿い) GoogleMAP
おわりに
美味しいウイスキーを作るのに欠かせない、清らかな水、澄んだ空気、長期間熟成させるために適した気候、...
それらの厳しい条件をすべて満たした、創業者がこだわり抜いて日本でのウイスキー製造に最もふさわしい場所として選ばれた、余市。
今宵は、余市と創業者・竹鶴政孝に思いをはせながら、ニッカウヰスキーを味わってみてはいかがでしょうか。
ニッカのウィスキーについて知りたかったら↓を覗いてみてください。
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